ジラードの創業者であるパット・ロニー氏とは、全米屈指の有名レストラン、シカゴの「ザ・パンプ・ルーム(The Pump Room)」にてシェフ・ソムリエを務めていた人物です。やがて氏は、故郷のカリフォルニアへ戻り、1999年に「ワイン・オブ・ザ・イヤー」を戴冠されることとなるシャトー・セントジーン(Chateau St. Jean Cinq Cepages)の社長を歴任。その後、自らのワイナリーを興すに至ります。ジラードでの彼が、あえて周囲の相場を無視したような価格に徹する理由は、自身の原体験から。「費用対効果に秀でるワインを、一人でも多くの方に飲んでもらう事こそが最も大切。」との考えに起因するものです。
「カルトの巣窟」プリチャード・ヒル地区で随一の費用対効果
溢れんばかりの旨みを持ち味とするも、時としてじゃじゃ馬の如き品種の固有性
愛称“ペッツ”こと、その潜在的能力と美点が巧みに引き出された「本格派プティシラー」
《ジラード》 プティシラー "ナパヴァレー"
Girard Winery Petite Sirah Napa Valley 750ml
● 珍しくガローニ氏が高く推す稀有の品種。
引き締まりのある凝縮感に満ちる味わいは、他の同価格帯×同品種には中々重なりません。
日本におけるジラードの三大人気を挙げれば、「ジンファンデル」⇒「ソーヴィニヨン・ブラン」⇒「シャルドネ」の順と言ったところでしょうか。特にジンファンデルについては、ケース単位の大人買いをされるコアなファンの存在が、強く印象に刻まれます。過去には半年以上もインポーター欠品が続くなど、まるでレアものや プレミアム系 を思わせるような珍しい現象もありました。
そんな、国内人気No.1のジンファンデルも上回る人気品がジラードにはあります。
それがこちらのプティシラー。現地愛好家の間では、親しみを込めて「ペッツ」と呼ばれる“半”土着品種(※)であり、ナパ・ヴァレーにおいては、複雑性をもたらす樹齢100年級の古木が随所に残存するものです。(※ 下部参照)
ジラードのそれは、常に引っ張りダコの一つと言われ、ワイナリーからは「例年、スピード完売を繰り返す最たるワイン。」とも述べられます。(生産量は約5,000ケースなので、「少なさゆえの早い完売」という図式でも無さそうです。)
このワインの凝縮に彩りを加えるは酸のバランス。単にビッグなだけのプティシラーと一線を画す、ジラード特有の顕著な要素です。タンニンの力強さや大きな体躯は唯それだけで終始せず、豊かな酸味がタルミを回避させ、トータルバランスに引き締まりを与えています。香りは深遠なベリー類や甘美なコポートを思わせ、口の中ではフルーツ由来のフレーバー以外にも、オークのトースト感、ナッツ類、土っぽさ、焙煎モカ、ウッディな余韻と言った様々なニュアンスが表れます。ナパ・ヴァレー産プティシラーを同価格帯に絞れば、華やかさは最上位にあるはずです。事前にデカンティングをどうぞ。リッチなお料理を引き立てるワインであり、目いっぱい楽しめます。
▼ “魅惑の品種” プティシラー (PETITE SIRAH)
▼ 果実の源にも要注目です。
畑の名はジュリアナ・ヴィンヤード。ナパ・ヴァレーの中でも、有数のプレミアム生産者が集まるセントヘレナ地区に位置します。ここからの果実は、量よりも質が重視された低収量であるが故に、供給先として大規模生産者は除外され、専ら丁寧な手工業的造り手のもとへと渡ります。スクリーミングイーグル、アミューズブーシュetc...ボルドー系を得意とする"カルトワイン請負人"のハイジ・バレット女史ですが、彼女の名のもとに手掛けられるサンジョヴェーゼもジュリアナが供給源。更には、ダナ・エステイツやハンドレッドエーカーといったパーフェクト生産者の醸造を担うフィリップ・メルカもまた、携わる先の一つでジュリアナの果実を選びます。
品種特有のがっちりとしたタンニンの抽出を押さえる目的からも、発酵においてはステンレスタンクを採用の上、温度管理を施しつつ進められます。18か月間の樽熟成は、フレンチオークとアメリカンオークを併用。繊細さに香ばしさが添えられます。
● 質実剛健主義で鳴らすジラードの「穴場的高品質ワイン」です。
【品種構成】プティシラー97% Petite Sirah, ジンファンデル3% Zinfandel 【原産地呼称】カリフォルニア州>ナパヴァレーA.V.A. California>Napa Valley 【タイプ】 [赤] フルボディ Full 【内容量】750ml
日本にも出店する米国の有名高級デリ、「ディーン&デルーカ」。そのD&Dを親会社とするワイナリーに、準パーフェクト(RP99点)を誇るラッド・エステイト(Rudd Estate)があります。そのラッドの前身がジラードであり、1980年を境としてかつてのジラードは、オークヴィルのヴァレーフロア(谷床平坦部)に拠点を置きました。オークヴィルといえば、オーパスワンやシルバーオークといったプレミアム生産者が集まるナパ・ヴァレーの第一級サブアペラシオン。その超一等地を手放してまで、ジラードが目指した先とはプリチャードヒル。
▼ 超高品質"カルトワインの巣窟" プリチャードヒル (Prichard Hill)
南北に長いプリチャードヒルは、更に二つのエリアに大別されます。(上掲地図参照。クリックで拡大されます。)
ヘネシー湖を境として、ラザフォード側(北側)とオークヴィル側(南側)に分けて語られる時も度々である中、ジラードが擁するエステイトヴィンヤードの所在は、後者のオークヴィル側(南側)。ブライアントやシャペレー、コルギンを近隣とするばかりか、眼下のヒルサイドに目を移せば、スクリーミング・イーグル(Screaming Eagle)やマヤのダラ・ヴァレ(Dalla Valle Maya)を望むなど、「超」が付くカルト生産者ばかりが点在します。
text by Y Nomura
【喜ばれる御祝 御礼 内祝など祝儀の品として】 結婚式引き出物・結婚祝い・結婚内祝い・出産祝い・成人式祝い・快気祝い・引っ越し祝い・卒業式・入社祝い・お誕生日プレゼント・パーティープレゼント包装【季節の贈り物として】 母の日・父の日・お中元ギフト・敬老の日・ハロウィン・お歳暮・クリスマスプレゼント・ゆく年くる年新年のご挨拶・お年賀・新春ごあいさつまわり・成人の日・本命バレンタインデーラッピング・義理チョコ・ホワイトデー・冬ギフト・人気のセット 【手土産やお心づかいとして】 御祝・御礼・ご挨拶SALE・粗品・ご贈答品・贈答用ギフト・進物・お返し 【海外旅行のお土産にも】 アメリカ土産・海外土産・おみやげ 【イベント用として】ゴルフコンペ景品・ベスグロ・参加賞・バーディ賞・忘年会・新年会・記念品